『 work 』の先にあるものは。

「働く」ことを考える。「働く」ことから考える。

コンビニ24時間営業の闇

 

我々の身近にあるコンビニ。

24時間開いていて、欲しいものがとりあえず手に入る。

深夜の明るさに助けられ、寒いときの暖房にホッとし、トイレを借りるのも、待ち合わせの目印にも、ただの暇つぶしにさえも便利に使える。

 

それがコンビニ。

24時間お店を開け続けてくれるおかげ。

 

今では当たり前に享受している24時間営業のメリットを与えてくれるのは誰か?

コンビニオーナーに他ならない。

 

しかし、24時間営業に黄色信号がともり始めた。

いや、すでに赤信号ともいえる。

 

 大阪府東大阪市にあるコンビニのセブン―イレブン加盟店が「24時間は限界」と今月から営業時間を短くしたところ、セブン―イレブン・ジャパン側から違約金約1700万円とフランチャイズ(FC)契約の解除を求められたことが21日、店側への取材で分かった。(共同通信

 

 

人手不足著しいコンビニ業界。

外国人留学生に支えられながらも続けていけるところは、まだいい方だ。

バイトが集まらなければどうするか?

オーナーが寝る間を惜しんで店に立たなければならない。

 

何年も休みがないとか、36時間勤務とか、椅子に座って仮眠をとるとか悲惨な話が漏れ聞こえてくる。

どうしても人が足らないときは、本部から応援の人を入れてもらう事ができる。

しかし、この応援は時給2000円という高給取り。タダでは応援なんぞしてはくれない。

 

コンビニオーナーを追い詰めるフランチャイズ本部。

台風で停電しても、営業しろと言う。真っ暗な店内で客を待つオーナー。

24時間営業はコンビニ本部にとって最優先事項なのか。

 

 

最大手セブン-イレブン・ジャパンは「人手は不足していない。24時間営業をやめてしまうと、配送が難しくなり、作業が回らなくなる」という。

オーナーの都合は関係ないようですね。

 

ローソンは「24時間営業だからこそ、防災・防犯の拠点になりうる」と強気の発言。

人手不足にはスマホアプリや(深夜の)無人化レジで対応するとのこと。

社会インフラを個人オーナーが担う必要はないと思うけど。

 

逆に、ファミリーマートは「24時間営業が必要ないところは(24時間営業をする)必要ない」と柔軟な姿勢をしめす。

これは時勢に合った動きかもしれない。ただ、オーナーサイドの必要ないという意向は汲んでくれるのだろうか。

 

 

フレンチャイズ本部はデータから24時間営業がいいと判断している。

 

とはいえ、違約金、FC契約解除を持ち出してまで24時間営業に固執することは、コンビニオーナーを疲弊させ、自らの首を絞めることになっていくのではないだろうか。