『 work 』の先にあるものは。

「働く」ことを考える。「働く」ことから考える。

おいしいと言ってはいけない給食

給食は楽しみのひとつではなかったか

 

小学校での給食といえばどんなイメージだろうか?

みんなで楽しく食べていると思う人が多いのではないか。

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もぐもぐタイム」が導入されている学校がある。

 

カーリングもぐもぐタイムとは違う。

小学校の「もぐもぐタイム」は、給食の時間の中で数分~数十分の間、しゃべることなく黙々と食べることに集中させる時間をさす。

 

アエラ18年12月10日号の学校特集「不自由が9割」で取り上げた学校では時間内に収めるため全員が前を向いて食べねばならず、私語は禁じられていた。食べることの好きな小学1年生の女児が、おいしいものを食べると「おいしいね」と言ってしまい、初めての食べものを見ると「これ何?」と聞いてしまう。そうすると先生にシーッと注意されてしまうため「給食の時間が怖い」と泣いたというエピソードがあった。

 

この記事を見たときに、この制度はなんだろうかと疑問に思った。

学校の給食が怖いなんてあっていいものか。

 

しゃべれない?

楽しめない?

おいしいと言ってはいけない

 

筆者の子供にも聞いてみた。

同じように導入されており、時間で言うと後半の10分間がもぐもぐタイムだという。

12時半から給食の準備して、いただきますをするのが大体45分。

13時からもぐもぐタイムスタート

13時10分給食時間終了。

 

 

いただきますからもぐもぐタイムスタートという学校もある。

前にせよ後にせよ、黙って食べる時間があるのだと知った。

 

子供たちは話をしていると時間までに食べ終わらないのだという。

確かにおしゃべりに夢中になって、食べることが後回しになることは予想できる。

しゃべらせずに食事に集中させることは理にかなっているとも思う。

事実、もぐもぐタイム導入後は食べ残しがかなり減ったと実績がでている。

 

しかし、だ。

効率を優先させるシステムよりも、本来の楽しい食事をさせるという観点のほうが大事なように感じる。

すべての子供たちにとって、自分の家での食事が楽しいとは限らない。ならば学校の給食の時間はせめて楽しくすごさせてあげたい。

誰かと一緒に食べる食事は楽しいものだと知ってほしい。

 

 

それは先生側でも感じていることだ。

せめて後5分、食事の時間を長くできればもぐもぐタイムがなくても完食できるのにとなげく。

学校としてはカリキュラムを遵守するためには仕方がないと話す。

 

4時間目の授業が延びたり、配膳に手間取ったりすると、食べる時間は圧迫される。とりわけ小学校の低学年は手がかかる。時間内に食べさせるタイムマネジメントは教員にとっても負担で、30代の男性教員は自身が落ち着いて食べる暇はないと言う。

 

学校はカリキュラムがパンパンだ。

授業で教えることが大事なのはわかる。

だが、一緒に楽しく食べることも是非教えてほしいと思う。