40代父親「四十にして惑わず」なんて無理

リフォーム屋40代親父が教える。家と家庭のまもりかた。

AEDの使い方を教えてもらった

防災訓練 後半

地域コミュニティの関係上参加した防災訓練。

参加する以上、何か得たいと思っていた。

 

以前より気になっていたことがあった。

 

AED(自動体外除細動器)」

 

これは、心停止した人に電気ショックを与えて、心肺蘇生を行う機械だ。

大きなショッピングモールとか、公共施設とかで見ることがある。

設置場所が増えてきているように思う。

 

しかしながら、触ったことがない。だから使い方も、使い時もわからない。

わからないから、どういった状況で用いるか判断もできない。

 

苦しんでいる人の横で、初めてだから説明書読むまで待っててなんて言えない。

 

ずっと抱えていた疑問。

倒れている人がいて、最初になにするの?

AEDは先に探しに行くの?

というか、どの段階でAEDが必要になるの?

 

 

本日、消防隊の方に教えてもらいました。

「想像してください。あなたの大事な人が、あなたの横で苦しみだして倒れたとします。胸を押さえながら、呼吸がおかしい。

 

周りに人はいますが、お医者さんは歩いていません。

気づいたのはあなたしかいない。

あなたの大事な人を助けられるのは、あなたの行動のみという状況です」

 

煽りますねw

でも、できる限り早く医療機関での処置を行わないと、命は消えてしまう。

 

できる限り。

これは一番効率のいい手段をとらなければならないという事。

後述するが、秒の戦いになるからだ。

 

 

「第一は、意識の確認と周りへの声掛けです」

大丈夫かと声をかけたり、肩を叩いたりしても意識がなければ、すぐに周りの応援を求める。

みんなに助けを求めるのだ。

なぜなら、一人でだと、やれることは限られてしまうから。

人任せにしたいから呼ぶのではなく、自分で助けたいから人を呼ぶのだ。

 

近づいてくる人がいれば明確に指示を出してあげる。

「あなたは119番通報お願いします」

「あなたはAEDを持ってきてください」

 

困ったときは遠慮なく人を巻きこもう。

「誰か助けてください」だけでは、誰かが119番通報するだろうと責任回避の心理がはたらいて、結果、通報が遅れてしまうことがある。

 

明確に責任を押し付ける。

「あなたは119番通報して」

119番に電話することなんて、小学生でもできる。

 

「あなたはAEDを探してきてください」

こちらは小学生には難しいかもしれないが、大人ならAEDくらいわかってもらえる(わかってほしい)

そして少し酷なお願いだ。

その場所の近くにAEDがあるのかどうか。あったとしても、どこにあるのかわからないから。

 

でも仕方ない。

だって、あなたにはその間にやらなければならないことがあるから

 

 

「次に、呼吸を確認してください」

口、鼻に顔を近づけ息をしているかどうか。

胸と腹の動きで判断する。

迷っている時間はない。10秒以内で!

 

 

「次に胸骨圧迫で血液を全身に送ります」

人工呼吸しているところを見たことがあるだろうか。

倒れている人の胸に、腕をまっすぐにして両手を重ねてあてて、上から下へ一定のリズムで力強く押すアレだ。

 

「場所は、乳首と乳首の間です。両手を重ねて強めに押してください

「強く押して、あばら骨が折れるとききますがどうなんでしょうか?」

「あぁ、折れますね。何本か。でも、胸骨圧迫はそれより優先します

だそうだ。

 

 

人体模型の胸を両手で押し続ける。

30回押して、人工呼吸で酸素を体に送る。

人工呼吸の仕方は、倒れている人のあごを軽く上げて、鼻をつまみ、口をふさぐように口を重ね、息を体にいれる。

胸が膨らむのを確認する。

 

感染症の恐れがありますので、人工呼吸は絶対ではありません。体の中には酸素がまだ少し残っていますので、それを胸骨圧迫でまわします」

 

相手がおっさんだったりしたら、俺でも嫌だ。

人工呼吸したくないから、そのまま待っててという訳にはいかないから、ここが妥協点か。

 

「人工呼吸しない場合は胸骨圧迫をやり続けてください」

 

実際やってみると30回ワンセットでもしんどい。

これを救急隊がくるまでやり続けるのは、かなりの体力(精神力)が必要だ。

 

 

「ここで頼んだAEDが到着します」

ご都合主義でAEDが到着します。

初めて操作したが、半分自動なので、機械の指示する通りに動いていけば問題ない

マニュアルを探す必要もない。

初めてでもやれるが、一度でも触っていたほうがパニックになりにくいだろう。

 

パッドを指示される場所にはりつけると、機械が電気ショックが必要かどうか判断してくれる。

必要だと判断すれば、メッセージが出てボタンを押せと言ってくる。

 

電気ショックが行われて、呼吸が回復すれば万々歳。

しかし、回復しなかったらどうするのか?

 

「その場合は、すぐ胸骨圧迫を開始してください。パッドがはられたままなので、AEDが指示をだします。カウントダウンが2分表示されますので、2分後再び電気ショックを行う指示がでまう。あとはそれを繰り返します。」

 

「救急隊が来るまで続けてくださいだ。

 

 

救急隊が到着するまでの時間

2016年、平均到着時間 8.5分(総務省消防庁発表)

 

呼吸停止時の蘇生率。

 呼吸停止後2分 → 90%

 呼吸停止後5分 → 25%

 呼吸停止後10分 → 0%

 

つまり、呼吸停止後に応急手当てをしなければ、8.5分後に救急隊が到着しても、ほぼ助からないという事だ

 

 

少なくとも、自分の大事な人が心停止した場合、何もできなかったと後悔しないためにも、何らかの機会をつかまえて体験したほうがいいと強くお勧めする。