40代父親「四十にして惑わず」なんて無理

40代親父が家族を守るためのアレコレを考えるブログ

【子育て】自閉症の兄を持つ弟として

秘密にしているわけではないが、おおっぴらに言うわけでもない

 目次

 

見せたくないものは引き出しにしまっておけ

 

子供にも見栄がある。

できうるならいい面だけを前面に出しておきたいと思う。

 

そんなことは続かない。

ならば最初から全部出しておけばいい。とはならない

 

 

建て前は大事なのだ。

子供社会であっても本音だけで生きていくには、とんでもない強さが必要だから。

 

自分の兄が障害者だと、おおっぴらに言う子供がいるだろうか。

いや、いやしない

 

 

同じ小学校。特殊学級に入る兄、3学年離れている弟

 

特殊学級には数人の子供がいる。

どこの小学校にもあるはずだ。

 

障害を持つ子は結構いる

障害レベルにもよるが、たいてい授業に付いていくことはできない。

その為の特殊学級だ。

 

障害を持つ子の親は、自分の愛しい子が「普通」とは違うと受け入れるのに時間がかかる。

だから、小学校は「普通」に通わせたい。

これは親の「願い」であり、「祈り」だ。

ウチも例外ではなかった。

 

弟としてはたまらない。

3つ離れているだけなので、在学中に重なる。

このような事は広がりやすい。

 

幸い、体が大きく、明るい性格だったおかげでイジメまではいかなかった。

しかし、子供は無邪気に残酷だ。

傷つく言葉はさんざんに浴びることになった。

兄を恨み、母を恨んだ

 

でも、兄も好きで、母も好きだった。

恨み切れるわけがない。

心が引き裂かれる思いもした。

俺も受け入れるのに時間がかかった

 

 

長男の弟、次男の兄

 

障害とは不思議な事。

レベルがあるといったが、その子ごとに違うと言った方がしっくりくる。

十人十色。

 

俺の兄は話さない。

コミニュケーション能力がかなり低い。

幼稚園児よりも表現能力がない。

 

自閉症といわれていた。

言葉を発しない。

発する必要がないと思っているようだ。

小さい頃は不思議でならなかった。

 

母親が文字を兄に教えている。

横で聞いていた俺が覚えていく。

わからない兄に教える弟。

わからない理由がわからなかった

 

障害が理解できていなかったから、兄は馬鹿なのだと考えるようになった。

母親の愛が欲しいという打算的な感情は否定しない。

駄目な弟の面倒をみる兄の心境だった。

 

 

いつまでも変わらないまま大人になっていく

 

今日も兄は変わらない

小学校に行っていた時と同じ行動を繰り返す。

何十年たとうと変わらない。

 

俺は大きくなり、成長し、恋愛し、結婚し、家庭をもった。

子供ができ、子育てに悩み、子育てを楽しめるようになれた。

 

母親はずっと面倒をみている。

 

歳をとったが、まだしっかりしている。

老後のことが心配だが、兄の事も心配だ。

親としては兄を見送ってから死にたいという。

 

俺は子供がひとり増えたと思っている。

兄は俺の子供だ