【脱メタボ】体重が増えるのって年末年始の他にもあるのかの問いに答える
体重が増えるのにも季節感。気が緩むときが危険だとのデータあり
暖かくなると心が開放的になる。開放的になると気が緩む。
気が緩むとどうなるか。
面白い実験がある。
アメリカのコーネル大学で、アメリカ、ドイツ、日本の国民の祝日と体重の変化の関係を調べた研究がある。
各国とも体重増のピークはクリスマス~新年の家族や友人とともに過ごす時期。クリスマスを挟んだ10日後と10日前で体重を比較したところ、3カ国ともクリスマス後に有意に増加。新年のピークを挟んで、元の水準に戻るまで、約5カ月を要することがわかった。
この辺りは国が違っても同じような現象が起きるんだなと納得できる。
家族で集まって美味しいものを食べるのは、人類共通の幸せと定義してもおかしくない。
年末年始は世界中で、最も気が緩んでいる時だろう。
お国柄で違う体重増減タイミング
この研究データのとり方はいたってシンプル。2012年8月~13年7月の調査期間中、約3000人の参加者は毎日ネットワーク対応の体重計に乗り、研究者が送られてくる体重の変化を記録し続けた。
日本の参加者は383人(平均年齢41.6歳、平均体格指数:BMI24.7)で、11%がBMI25以上の肥満だった。
ちなみにBMIは22が標準とされ、日本では25以上を肥満(世界では30を超えたら肥満)としている。
GWは気が緩むから気をつけるべし!
気がゆるむ時期は春からすぐ近くにあった。
大型連休。ゴールデンウィークだ。
年間の体重変化をよくよく見ると、体重の増減にも社会文化的影響があることがよくわかる。年末年始が体重増のピークなのは各国共通だが、GW近辺に体重増の山があるのは、日本だけ。
気候の良い時期で、お出かけにもってこい。
でかけた先で開放的になり、いつもと違う環境で食べる食事は格別のものになるだろう。それが一週間から10日くらいあるのだから体重も増えるのは想像に難くない。
アメリカとドイツにもお国柄
アメリカやドイツの国民の気が緩む時期はそれぞれだ。
米国の第二のピークは感謝祭が始まる11月末頃から。
感謝祭は北米の大事な行事で、毎年この時期には家路を急ぐ人々で各交通機関が大渋滞に陥る──。この研究が今時期に公表されたのはこのためだろう。また、ドイツの第二ピークは4月の復活祭(イースター)近辺。こちらも家族が集まる大切な休日である。
日本ならではの体重増加の時期パート2
実は、日本にはもう一つ山がある。
それは3月末〜4月にかけての歓送迎会の時期。
新しい出会い、かなしい別れ
人の旅立ちを迎えたり送ったりする時には、酒と食事がつきものだ。
3月末〜4月
涙と喜びと共に体重が増えていく季節。
ここは要注意の時期になる。
最初の引用に書いてある。
年末年始で増えた体重が落ち着くのに必要な期間が5ヶ月だと。
日本国民は体重が元に戻らないうちに、歓送迎会とゴールデンウィークの2つの山に突入することになる。
気づかずに気を抜いたままだと、体重増加の負のループに陥る。
少し気をつけてもらったほうが身のためかと思う。
まとめ
・食事や飲み会に誘われたとしても、何にでも参加するのを控える。
・旅先で美味しそうなものに出会っても無条件に口に入れない。
以上、【脱メタボ】体重が増えるのって年末年始の他にもあるのかの問いに答える
でした。