缶コーヒーを飲むなら無糖に!今、負のループから抜け出さないと大変なことに!
血糖値ってよく聞くけれど何なの?
健康診断で「空腹時血糖値」や「ヘモグロビンA1c」が調べられている。
この数字が高い人は糖尿病の疑いありとなって、病院に行けと通告される。
血液中に含まれている糖がどれくらいあるかを表したものが血糖値。
血糖値が高いとなぜだめなの?
血糖値が高いということは、血液中をただよう糖質(ブドウ糖)が多い状態になっている。
その①太る
余分な糖質はインスリンによって中性脂肪に変換されて貯蔵される。
その②老化
余分な糖質はタンパク質や脂質とひっついてAGE(終末糖化産物)を生み出す。
AGEは、あらゆる病気や老化現象の真犯人と最近わかった。
その③病気になる
太るということは余分な糖質が血液にある状態になっている。
余分な糖質はタンパク質や脂質とひっついてAGEを生み出す。
生み出されたAGEは血管、腎臓、筋肉、コラーゲンに甚大な損傷を与えると報告があがっている。
血管や臓器が甚大な損傷を受ける。それは病気以外何者でもない。
体にぶち込まれる糖質の溶けた液体
健康な人間の体内には約4.5リットルの血液があり、その中のブドウ糖濃度(血糖値)は空腹時90mg/dl。
つまり4.5リットルの血液の中に4g前後のブドウ糖が存在している事になる。
覚えておいてください、4gですよ。
固体の中に在る糖質より、液体の中にある糖質のほうが体内への吸収率が高い。
口に入れて噛むという過程がないため一気に体の中に溶け込んでいく。
その結果、血糖値を急上昇させる。
糖質が溶けた液体。
缶コーヒーや清涼飲料水のほとんどがコレだ。
大量の糖質(具体的な商品例)
ボス とろけるカフェオレ 500ml 44.5gの糖質
ドトール カフェオレ 500ml 35.5gの糖質
缶コーヒー ボス レインボーマウンテンブレンド 12.7gの糖質
ウィダーinゼリー 45gの糖質
オロナミンc 19gの糖質
コカ・コーラ 500ml 56.5gの糖質
ccレモン 500ml 50.5gの糖質
ポカリスエット 500ml 31gの糖質
アクエリアス 500ml 23.5gの糖質
出典:「医者が教える食事術」牧田善二
一見して体に良さそうなものも実は糖質が高い。
自分が熱中症で倒れた時に医師からポカリスエットを飲みなさいと言われたことを経験に、部活で汗をかく息子に毎日1.5〜2リットル持たせていたところ、その息子さんが重度の糖尿病で倒れたという話がある。
どんなものでも飲み過ぎには注意が必要だ。
血糖値の乱高下
糖質を取ると、血糖値を下げるためにインスリンが膵臓から放出される。
しかし、糖質を取り続けているとインスリンの放出が遅れるようになる。
膵臓が疲れて弱ってしまうからだ。
インスリンが遅れると血糖値はどんどん上昇し続ける。
上昇の大きさと遅れたことで膵臓は慌てて大量のインスリンを放出する。
その結果、血糖値を下げすぎてしまう現象が起きる。
これを「反応性低血糖」と呼ぶ。
飲み物の場合、急激に血糖値が上がる。
これを血糖値スパイクという。
血糖値スパイクが起きると脳内にセロトニンドーパミンが放出されてハイになる。
ハイになる地点を至福点と呼ぶ。
負のループ
甘いものを飲む。
↓
血糖値スパイクが起きる
↓
↓
↓
疲れた、ダルい、もう一度ハイになりたいと思う
↓
甘いものを求める
砂糖がマイルドドラッグと言われるのは、この糖質中毒に陥るからだ。
低血糖になると
・疲れやすい
・眠い
・不安
・動悸がおきる
・やる気が起きない
・めまい
・吐き気
・頭痛
・イライラ
等々
低血糖によってこれらの症状が引き起こされているのに、低血糖とは思わずに自律神経失調症と誤診される事も多い。
まとめ
甘いものの摂り過ぎに注意。
液体は個体に比べて血糖値が上がりやすい。
飲料メーカーは血糖値スパイクや至福点を十分に計算して商品を作っている。
負のループに入れることが彼らの目的なのだから。
以上、毎日缶コーヒーで気合を入れている人に甘くないコーヒーをすすめる理由
でした。