40代父親「四十にして惑わず」なんて無理

リフォーム屋の俺、工事施工者目線でアドバイス。40代父親として仕事と家庭の両立を模索中。

「10年後、君に仕事はあるのか?」を読んで (後半)

雇われようとする人も、起業しようとする人も必要な能力

 

f:id:tarao-fuguta:20190331064105j:plain

 

前回の続き

 

藤原先生がいう、これから10年後必要になっていくのは「情報編集力」だと。

情報編集力とは「正解がない問いに対して、なるべく納得のいく答えを探す力。」

 

 

 

前回書いたものはコチラ 

 

 

 

なぜ編集と名付けているか。

 

この「10年後、君に仕事はあるのか?」の本はAI・ロボット化が進む未来で、どんな力を身に着ければ生き残っていけるかという「コンセプト」で作られている。

 

例えば、Googleにこのコンセプトを打ち込めば、関連した情報がずらっとでてくる。

出てきた優先順位の上位の情報をまとめれば、この本が出来上がるのか?

いや、できない。

 

読み手のことをイメージして、どんな記事にするか、グラフはどう配置するか、データは、イラストは、表は、アピールポイントは、と編集する能力が必要だ。

初めから正解はなく、どれだけ納得できる商品を作り上げるかを試行錯誤し続けて本ができる。

これが「編集」と名付けた理由。

そして、これはまだAIにはできないことだ。

 

 

とある学校の授業で先生が生徒に「はしれメロス」の主人公メロスの気持ちがわかるか質問するとする。

この問題がわかる人は手を挙げて、と。

 

そしてこの授業の後のテストでは、メロスの気持ちを表すものを次の4つから選べ。というテストが行われる。

 

授業は正解を聞く授業であり、テストは4択の中にかならず正解があるという前提だ。

これが繰り返されることにより、問題の中には必ず正解があると刷り込まれていく。

出された問題に対しての答えを用意することが得意になっても、だされる問題や4択の仮定は誰が用意するのか?

 

実社会において、問題を作るのは自分であり、4択があったとしても、その中に正解があるとは限らない

就職活動の末選び抜いた4社の中に、自分にあった会社が必ずある!として1年後にあれ?っと思うことはよくあること。

あっちが正解だったかな?と思っても、そもそも正解はない。

 

正解かどうかは、だれが回答する?

正解の回答は1年ででる?

そもそも正解とは何?

 

新卒で就職しても、3年で3割が離職するのはこういうところだったりする。

 

 

自分で仮説を立てて、試行錯誤することが大事

 

f:id:tarao-fuguta:20190331073717j:plain

 

例えば

 

「かき氷を食べるとき皿とスプーンで両手がふさがってしまう。大好きなかき氷を食べながら、スマホでラインしたりできないかな」

 

こんな課題を考え続けた会社がある。

埼玉にある赤城乳業という会社であり、生まれたものは「ガリガリ君」だ。

 

 

 

先生が大事にする能力のイメージとは、基礎的学力を土台として逆三角形を立たせ、その逆三角形の左頂点に情報処理力を、右頂点に情報編集力を置く。

 

f:id:tarao-fuguta:20190928060709j:plain

 

学科を受け学力を高め、知識・技能を身に着けることは大事。しかしそれだけでは情報処理力だけに偏ってしまう。

情報処理力:情報編集力が7:3くらいになるといいと先生はいう。

 

 

左右のバランスの変化を、学校で習う強化の学習(インプット)と、実社会で必要とされる力(アウトプット)の対比として言い換えることができる。

 

インプットし続ければ、自然にアウトプットが出てくるわけではない。

アウトプットを高めるにはプレゼンテーションしたり、グループディスカッションしたり、ディベートしたりすることが有効だ。

就職試験では企業側が情報編集力を見極めるのに、プレゼンテーションやディスカッションを催してくる。

 

必要な情報をインプットしている人だろうとも、情報がアウトプットできなければ意味がない。

インプットするのに色々アプローチがあるように、アウトプットにも様々な形があって、求められる形にそって変化しなければならない。

 

雇われるにせよ、起業するにせよ、情報編集力を磨くことは大きな武器になる。

 

 

「わが社にたいして、あなたは何が貢献できますか?」

 

 

f:id:tarao-fuguta:20190331073914j:plain

 

人事は会社の要。

人事採用担当者は会社の行く末を担っているといっても過言じゃない。

 

採用する人数もそうだが、人材の質を問われる。

人事担当者が何に重きを置くか?

 

それは、あなたが人事部長だったとしたら、どんな人を雇いたい?だ。

 

 

まず100人必要だとするなら処理能力が高い人材を7割。普通の仕事なら問題なくこなせるだろうという観点で採りたいとこだ。

残り3割は多様性が欲しい。現状打破するようなリスク込みの人材を。

現状維持では会社は衰退してしまうから、新しいことに向かえる人材を必要とする。

 

大まかにこのような考え方をもって面接に当たる。

処理能力の高さは学力で判断する。学校重視になるのは、難関大学に入学したのなら、その学力は保証されるからだ。

目に見えるので、採用理由を説明しやすい。

 

次に人間力

とはいえ見極められる物ではないから、体育会系の部長経験者などが好まれる。忍耐力や体力、リーダーシップを備えているのではないかと期待できる。

見た目も大事。

誰だって人柄の悪い人とは一緒に働きたくない。

 

そして、情報編集力を持つかどうか。

その為に企業はプレゼンテーションやらディベート、ディスカッションなどを開いて能力を見極めようとする。ここではアウトプットが求められる。

 

情報処理力が高く、忍耐強く、人柄がよくても、人前で話せないとか、何をいっているのかわからなければ、何も伝えられない。

 

 

これから社会へ出発する方たち、これまでの社会に在籍している方たちへ。

 

今まで以上に、これからはアウトプットが重要視されるようになる。

なぜならAI・ロボット化する社会に向けて、これまでとは違う選択を迫られるようになる。

企業では、その選択を託す人材が求められていく。

そして、その選択肢をみつける力、選択する力が「情報編集力」だ。

 

短所は短所で見極めて、長所はのばしていく。

「情報処理力・情報編集力」、左右の能力をバランスよく成長させることが、これからの社会を生き抜く力になるだろう。

これこそが、渡してあげたい武器なのだ。