40代父親「四十にして惑わず」なんて無理

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図書館や古本屋は作家を殺してしまうのか?

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目次

 

公共サービスとジレンマ

 

 

子供と一緒に図書館で本を借りた

帰りがけに大型書店に寄り、1階の本屋で新書を、2階の古本屋で古本を買った。

借りた本も、買った本、いずれも同じ作者の本だ。

 

子供は新しく出会った本を楽しみに読んでいる。

「本」としては、楽しみにしている読者に届いたことで役目を果たした。

 

製作者サイドはどうだろう。

「本」を作るには多くの担い手が必要だが、生みの親は「作家」だ。

「作家」は図書館で借りてもらう事、新書を買ってもらう事、古本屋で買ってもらう事でどんな影響があるのか

 

作家・樋口毅宏氏はこう言っている。

図書館流通センターが買い上げてくれるから、生活できる作家がいるのも事実です。それでも私は図書館に対して、「最新刊を半年は貸し借りを控えてください」と言わずにいられなかった。

(中略)

私にとって、お金を払って読んでくれた人こそ読者です。

 

これはわかりやすいと思う。

作家さんは本を売って生活している。

当然、本が売れなければ次回作すら書くことができない

 

氏は言っているが、図書館が買い取ってくれる一定数の購入数をあてにする作家さんもいる。

しかし、新書の貸し出しは普通にあり、予約が何十人と入っていたりする。

 この何十人は図書館が貸し出しをしなければ、購入者になっていた可能性が高い

 

読みたいと思った読者に対して「新刊をタダで読ませてあげる場所」が存在しては本は売れない。

予約をいれた何十人は読み終わった後に新書を改めて購入するだろうか。

買う事はないだろう

 

 

図書館は作家にとって敵なのか味方なのか

 

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図書館は作家にとっての悪なのか?

 

そうとは言えない。

図書館は作家にとっても必要な場所だ。

 

さまざまな文献が揃い、1円もとることなく貸してくれる。図書館を利用せずに資料集めができる作家は限られている。

作家も図書館の恩恵にあずかっている側だ。

 

だから置かないでほしいとは言わない。

せめて、新刊の貸し出しを半年待ってくれ、購入意欲をそがないで欲しいというのが氏の意見だ。

 

古本屋は敵なのか味方なのか

 

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共存共栄が可能な図書館と違い、問題が大きいのが古本屋だ。

規模が小さいうちなら問題も小さかったが、ブックオフのような巨大な古本屋が現れると脅威でしかない。

 

古本屋で購入することに抵抗がない人も多いだろう。

売っているのだから、買う事に抵抗は生まれにくい。

 

読まなければ、面白いかわからない作家や作品を安く買って読めることが、一番の魅力だろう。

古本がきっかけになって、作家のファンになることもあるだろう。

 

昔ながらの古本屋は確かに古本だった。

背表紙は色あせ、ページのふちは傷んでいる。

読み込まれた文庫は、内容はともかく、価値を見出しにくい。

それを古本という形で流通に乗せるのだから「本」としては、再び命が宿る事になる。

言葉は悪いがリサイクルだ。

 

しかしブックオフは違う。

古本といえども新刊と遜色ないほどの状態で売られている。

 

それが新書よりも安く買えるとしたら?

悲しいかな、安く売られているならばそちらを買うだろう。

 

そして作家にとって致命的なのは、規模が大きくなってしまった。

ブックオフ古本市場を広げてしまった事

 

ブックオフでファンになってくれても、ブックオフで買われたら作家はうれしくない。

古本での売買では作家に1円も入らないからだ。

 

気に入った作者の本を見つけたらブックオフで買うだろう。

それがファンになった「作家」を殺すことになるとは思わずに。

 

〇〇先生の本、いつもブックオフで買ってます!と挨拶してくる読者がいる。

本人に悪気がない事が悲しい事だ。

 

どうすればいいのか。解決法。

 

読みたい本はたくさんあるが、お金は有限だ。

図書館はこれからも存在し、ブックオフも古本屋も市場に定着している。

 

本の作り手を守りたい側から考えると

作家のファンおよびお金に余裕がある人は、本屋で新刊を購入

そうでない人は、まず図書館を利用する。

 

古本屋、ブックオフでの購入はできるだけ我慢するって方針しかないかと。

(もしくは古本屋、ブックオフ側が作家に購入された一部をバックできると共存共栄可能なんだが)

 

色んな意見があると思うが、まずは作家を守らなくては。

本が読めなくなるなんて考えただけでも恐ろしい。